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ブレーカー付きタップ選び

ブレーカー付きタップを複数設置しようとすると、タップの出っ張りが干渉して複数設置できないという悲しい状態になりました。 タップを綺麗に配置したかったので今回は複数のブレーカー付きタップを準備して検証しました。 残念ながら今回準備したどのタップメーカーも寸法仕様がWebページ上にないようだったので、これから購入される方の参考になれば。

比較

上図は左からオーム電機のHS-TMP2HH3-WHS-TM1AHL3-W、ヤザワのY02FUBHKS210BK、朝日電器 ELPAのA-S400Bと並べた様子。 こうして並べてみるとわかりやすいのですが、プラグ部分から上の出っ張りが各社まあまあ違います。この中ではELPAが最も出っぱっていて、他のコンセントに干渉しやすい形をしています。

なおHS-TM1AHL3-Wはブレーカーはついていない発煙ガードタップ。発煙ガードとは、オーム電機の特許で内部温度が150度以上になると自動的に通電が遮断されるヒューズのような安全装置のよう。 動画での解説を見る限りはヒューズのように使い捨てになる模様。HS-TMP2HH3-Wはブレーカーに加え、この発煙ガードが付いているよう。

さて、ヤザワ・朝日電器のものはプラグ部分からタップ上部まで出っ張りがあり、ここが干渉します。 出っ張り部分の長さを調べてみると、ヤザワ・朝日電器は17mm以上あります(下図はヤザワのY02FUBHKS210BK)。

Y02FUBHKS210BK

オーム電機のものはHS-TMP2HH3-WもHS-TM1AHL3-Wも9mm〜10mm程度。

HS-TMP2HH3-W

壁側2口コンセントの間隔を測ると24mm程度。 つまり2つ設置したい場合、出っ張りは12mm以内である必要があります。 (3口コンセントの場合はさらに狭くなります)

コンセントの間隔

このため消去法でオーム電機 HS-TMP2HH3-Wのみがブレーカー付きタップとして2つできる唯一のもののよう。

設置完了

2つ刺してみても少し余裕があってとてもレイアウトしやすいタップだということがよくわかりました。