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Takayuki Okazaki's blog

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はてなブックマーク - OracleによるSun買収

昨日OracleによるSun買収が発表されて、OracleからもSunからも正式なコメントも出て、ついにここ数年迷走を続けていたSunの身の振り方がほぼ確実なモノになったようです。社会人一年生の時から7年半もお世話になった会社が買収されてしまうというのは、なんだか母校がなくなるみたいな気持ちで複雑です。
Sakura retouch

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はてなブックマーク - Re: プログラミングに誇りを持ちたいなら単価を上げること

ひがさんの記事が盛り上がっているようなので話題に参加しておきます(^^;
個人的な感覚として、単価を上げる原動力は組織の力であって、プログラマーの能力とは直接関係しないと思っています。ひがさんはコミュニケーションオーバーヘッドから品質と単価の関連性を指摘されていますが、それは直接的にプログラマーの単価に影響を及ぼすことはほぼないというのが個人的な感覚です。なぜならば、一人のプログラマーがいかにすばらしい成果を出すとしても、それが単価、つまり通常発注する平均価格を吊り上げるためにはあまりにも影響力が少ないと感じるからです。今日のシステム構築は大規模かつ複雑なものが多く、一人二人ですべてを作り上げることはほとんど無理です。このため、仕事は社内であっても、社外であっても組織に対して発注されます。単価とは、この組織が働くときの評価額であって、個人の評価や、成果物の評価とはあまり関係しません。
Dinner of Feb 3rd - Jai Thai - Pla Gung
ある組織のAさんが、常によい成果をもたらすとしても、Bさんが足手まといとなるなら単価をあげる交渉をすることは難しくなるでしょう。このとき、Aさんをシニアプログラマ、Bさんをアシスタントプログラマというようにジョブタイトルを分けて単価評価を分けることもできますが、それは組織をジョブタイトルによって分割しただけで、プログラマー個人のAさんとしての評価ではありません。あるスタープログラマーの知名度を利用して、ジョブタイトルや組織のブランド力を高めることができるかもしれませんが、実際にそこまで一個人のプログラマーが組織に対して影響力が与えられるケースはあまり多く見かけません。
Dinner of Feb 3rd - Jai Thai - Kuai Tiao Neva
あるプログラマがご指名で、単価を提示されることがあるかもしれません。これは、確実にそのプログラマ個人の評価です。ただ、組織としてご指名でプログラマを切り売りするのは、ビジネスとして難しいかもしれません。組織には、ベースラインとなる能力レベルはあっても、個々に見れば能力の高い人もいれば低い人もいて、安定的に仕事をすることを考えれば、相対的に能力の低い人がしばしば仕事がない状態では組織としてうれしくありません。能力の低い人にも、現場で活躍し、売り上げをあげ、また能力を伸ばしてもらいたいと考えます。このため、営業やプログラマのマネージャはまんべんなく仕事が割り振られるように、ご指名での差別化された単価で仕事を受注することに躊躇すると思います。単価が決まる過程は組織、業種、業態によってさまざまかと思いますが売る側、売られる側という最低二つの側面から考えても、個人の能力や成果によって単価を向上させるのはかなり難しいだろうというのが個人的な感覚です。プログラマがいかにがんばろうとも、ビジネス上うまく行かなかったシステムに対して多くの単価を支払うことは、心理的に抵抗感が生まれて不思議はありません。プログラマがいかに成功しようとも、ビジネスコンサルに失敗していたら十分な対価を気持ちよく支払ってもらうことは難しいはずです。お客様からみれば、ビジネスコンサルもプログラマも、自分のビジネスを支える「組織」です。
Dinner of Feb 4th
ところで、今回のもともとの話はプログラマの地位についての話だったと思います。地位とは、いろんな解釈があります。給与や単価もそうでしょう。しかしながら、プログラマ個人として単価の向上が難しいため、方向性としては別の価値観を模索すべきではないかと思っています。単価はあくまで組織として向上を目指すべきですし、組織を管理する者の責任でもあるはずです。小規模な、売り切りのソリューションを構築する以外の場合、個人の努力によって単価を向上させるのはかなり難しいはずです。このため、プログラミングに対する誇りは間接的な「お客様の評価」を向上させたこと以外に難しく、直接的な対価として数値化することは不可能とは言わないまでも、ほとんどの場合無意味でしょう。地位とは、単価だけでなく、尊敬されることによっても確保されると思います。個人的に、いちプログラマとしては単価が向上するよりも、より尊敬される存在になるほうを重視したいと思っています。より尊敬されるためには、より美しいコードを書くよりも、よりビジネスに役に立つコードが必要なことを理解していなければならない点に注意しなければならないのですが、報酬を向上させるためだけに働くのならば、いずれ売る側と買う側の対立という基本的なビジネス構造の壁にぶつかり「プログラマの地位を向上させる」という基本的な目標を忘れ、場当たり的な行動に出るか、単に仕事を投げ出してしまうことになりかねません。抽象的な結論ですが、プログラマは尊敬によって評価されるべきであり、単価向上を目標とすべきではないと考えます。